昨年の10月末に、同僚が亡くなった。
大好きな先輩であり、定年後には嘱託として会社に残り、一緒に広報を担ってくれた方。
今月は奥さんに場所をお伺いして、岡山市内の高台にあるお墓をお参り。
お彼岸を迎えたあとの静かな霊園でこの一年を振り返ってきた。
亡くなってからの半年は、自分ひとりでなんとかやらなきゃって、がむしゃらに働いて、4月からは新しく入ってきたメンバーの指導と会社ゴトの大きなイベント対応にひたすら取り組んできた。
ちょうど上半期が終わるタイミングで一呼吸できたので、ずっと気になりながらも行けていなかった墓参することができた。
そうか、呼吸することもままならない状況だったのかも。
この記事を書いていて、文字にして初めて気がついた。
若いメンバーに仕事を教える中で、過去の資料を引っ張り出すとYさんの手書きのメモや資料作りのクセが見つかる。書庫や倉庫にも、彼がそこにいたこと、丁寧な仕事ぶりが思い浮かぶ。
自分もいつかは、そうやって思い出される日が来るんだろうか。
今も彼がいたら、現在の状況をどう見るんだろう。
お酒が好きだったけど、二人きりのサシではあまり一緒に飲みに行くことがなかったYさん。
好きだったビールと冷やしトマトを肴にして、ゆっくり話がしたいと思う。

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